医療費の対GDP比

OECD東京センター:OECDヘルスデータ2010;保健医療支出の増加が政府予算を圧迫 OECD東京センター:OECDヘルスデータ2010;保健医療支出の増加が政府予算を圧迫 OECD東京センター:OECDヘルスデータ2010;保健医療支出の増加が政府予算を圧迫 このエントリーをはてなブックマークに追加

医療費の対GDP比はOECD加盟国中22位にダウン:日経メディカル オンライン 医療費の対GDP比はOECD加盟国中22位にダウン:日経メディカル オンライン 医療費の対GDP比はOECD加盟国中22位にダウン:日経メディカル オンライン このエントリーをはてなブックマークに追加

 OECD加盟国中、医療費の対GDP比は31カ国中22位であることの、OECDの素のデータと、日経メディカルの記事。

 公的支出は各国6-8%とそれほど変わりありません。違いがあるのは民間支出。民間支出というのは民間保険のことであり、これを見たお金儲けをしたい人は、「日本はまだまだ民間支出をできる余地があるじゃん」と思い、混合医療や、薬の認可の遅さを挙げて、何とか自分たちが先陣切ってコントロールしたい、とあれこれ手を尽くしています。ご存じの方も多いですが、才りっく○さんとかが代表としてあげられます。

 元々、医療者の多くは、「病気がなくなれば」と言う思いで仕事をしていますが、お金の算段から入った人は、「どうしたら、儲かるか」でしか、入ってないので、議論が成り立ちません。本来医療とは、「病気がなくなれば自分の仕事もなくなる」タイプの仕事(警察と同じ「犯罪がなくなれば自分の仕事もなくなる」)であるので、こういう考え方で医療を行っている人には大変な違和感を感じます。

 この手の話は、いっぱいあるので、そのうちまた書くでしょうから、今日は記事の紹介のみに留めます。