消化管イベントリスク:NSAID+PPI vs COX-2阻害薬

NSAID+PPIの消化管イベントリスクは、COX-2阻害薬の4倍:日経メディカル オンライン NSAID+PPIの消化管イベントリスクは、COX-2阻害薬の4倍:日経メディカル オンライン NSAID+PPIの消化管イベントリスクは、COX-2阻害薬の4倍:日経メディカル オンライン このエントリーをはてなブックマークに追加

 PPIにオメプラゾールが使われており、代謝酵素のCYP2C19活性に個人差があり、代謝酵素活性が亢進している場合、PPIを内服していないのと同様の条件になる。それ故、一概にリスクが4倍とは言えないが、ここまで差が出るとなると、NSAIDの使用に関しては考慮する必要あり。今後は、高齢者などのハイリスク群では、COX-2阻害薬が鎮痛のスタンダードがより強固なものになっていくか。

 原文のLancetはこちら(http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(10)60673-3/abstract