原発性アルドステロン症(PA)の診断治療ガイドライン

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 アルドステロン/レニン比(PAC/PRA、ARR)>200(PACの単位;pg/ml)がスクリーニングの基準。ただし、PRA<1.0ng/ml/hrかつPAC>10.0ng/dlであっても、PAを疑う。通常は低K血症を伴うが、低カリウム血症のないPAが少なくないことが判明。PAのうち低カリウム血症を呈する割合は約10〜40%程度と考えられるようになった。

 30分以上前から安静臥位(座位でも可)での採血が望ましいとされているが、実際の診療では、この辺りも多少ネックになる。待ち時間があるのが当たり前の医療機関では待つことに慣れているが、空き時間に待たずに診てもらうことを望んでいる場合に、30分してからの採血は嫌がられるかもしれない。

 希な疾患ではない、ことを最近は意識するようになっていたが、今一度、見落としがないように気をつけていくつもり。