入口問題(いりぐちもんだい)

 2012/2/12に行われた京都式認知症ケアを考えるつどい(同志社大学室町キャンパス寒梅館)で採択された「2012京都文書」*1に用いられた言葉。人口問題(じんこうもんだい)ではありません。



1.ケアへのアクセスが不全のため包摂されない
 a.アクセスする側(認知症の人や家族)の要因
 b.アクセスを受ける側(専門職、市民、行政など)の要因
2.ケアの対応力が及ばない
 a.通常のケアでの対応が困難
 b.専門職が関わっても対応が困難

 に分けられます。

 アクセスする側(認知症の人やその家族)の要因、アクセスを受ける側(専門職、市民、行政など)の要因があり、これらを読み取ると、3つの対応への道筋が見えてきます。
1.医療やケアの立場の人が主に工夫・解決すべき点
2.制度・行政・自治体レベルの関与が望ましい点
3.地域全体の課題
です。

 これらについて、今後、詳述していく予定です。

*1:1「2012京都文書」については、短期間での作成のため、表現・文言・内容などに十分な配慮がなされていないことから、一定の修正の後に公表されるようです。