自殺未遂の患者に対する保険給付の難しさ

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 自殺に優しい、自殺しやすい社会を作るのでは、と言う批判に対する答えは見いだせません。たとえば、鉄道の投身自殺での、遺族に迷惑料をきちんと払わせるべき、と思う半面、追い詰められた自殺者の心理的・精神的動揺が通常の思考過程を経ないことを考えると、杓子定規の規定は意味がないと思います。
 重要なのは、自殺者を出さない社会を作ることであり、それでもこぼれてしまう人たちのために、セーフティネットとしての仕組みは備えておくと言うことでしょう。今回のこの通達は、不幸にもこのセーフティネットからこぼれた人を救うという意味では、妥当な政策である、と思います。

 自殺者や自殺未遂者には優しくて、しかも自殺しにくい社会を作るべき、と言えますが、その答えは今の自分には見いだせません。