ピロリ除菌保険適用(追加3疾患)

ピロリ除菌で新たに3疾患が保険適用に:日経メディカル オンライン ピロリ除菌で新たに3疾患が保険適用に:日経メディカル オンライン ピロリ除菌で新たに3疾患が保険適用に:日経メディカル オンライン このエントリーをはてなブックマークに追加

胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、早期胃癌の内視鏡的治療後の3疾患が追加になる。これまでピロリ菌の除菌は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者においてのみ保険診療として認められていた。
 日本ヘリコバクター学会が、ピロリ除菌が胃MALTリンパ腫、ITP、早期胃癌の内視鏡的治療後の異時性胃癌の発生抑制に有効であるとし、2008年12月に、これら3疾患におけるピロリ除菌療法の早期承認を求める要望書を厚生労働大臣に提出し、除菌に使用される薬剤を販売している関連製薬企業9社が共同で、09年10月に、適応疾患の追加を厚生労働省に申請していた。これは、「公知申請」の手順に従ったもので、公知の文献等を科学的根拠として、医薬品の製造販売承認事項の一部変更を申請するものである。

 科学的なデータが出ても保険診療に至るまでにはいろんな手続きが必要なわけで、関係者の努力に頭が下がります。